健康な人なら13歳前後ではじまり、43~55歳くらいで閉経するまで毎月訪れる生理。すっかりあたりまえのことになってしまって、ふだんはさほど気にもとめない、という人も多いでしょう。
一方で生理痛がひどくて会社や学校を休んでしまったり、生理の前になると病的なほどゆううつになる、といったトラブルを抱えている女性も少なくありません。
それほどひどい症状がなくても、いつもより経血の量が少なくなってきたようだ、とか、おりものが多い、生理が不順で二か月ぐらい間があいてしまうことがあるなど、なんとなく気になることがある、という人はかなり多いと思われます。
心配のいらない、一時的な体の変調であることもありますが、ときに重大な決断を迫られる深刻な事態であることもあります。
彼女たちになぜ、こういうふうになるまで放っておいたのかを間いてみると、生理について気になることがあっても、身近に相談する人がいないというのです。女友だちの間で生理のことをオープンに話せる雰囲気ではない、母と娘との間でもあまりつっ込んだ話はしない、こんな人が多いようなのです。
かつては、ほとんどの小学校で、高学年になると男子を帰したあと、教室に女子だけを集めて生理について説明する時間がありました。そんなことが影響してか、生理についてはあまり表だって話題にすべきことではない、という思い込みがあるのかもしれません。
医学的に正常な生理とされているのは、周期が25~28日、出血のある期間が3~7日です。こうしてほぽ毎月訪れるはずの生理。その生理のリズムやようすからわかる病気や異常も少なくありません。
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